お知らせ

2021.01.23  14:31

●【お店をやられている皆さんへ注意】

●【お店をやられている皆さんへ注意】

先日恐い電話を受けました。

札幌は22時で時短営業中なのですが、その電話は9時30分頃に掛かってきました。

営業の電話がその時間に掛かってくること自体非常識なのですが、作為的にこの時間を狙って掛けてきているのではと感じました。

 

「オーナーさんですか?」

「はい」

「NTTの子会社で××です。そちらでWi-Fiはお使いですか?」

「はい」

「いま無料で監視カメラをお届けしています」

 

いりません!!と何度断っても執拗に「緊急事態宣言下であること」「協力」「無料」「みんなが協力」のワードを繰り出し「送りますから」に対しての了承である「はい」と言う言質をオーナーからもぎとろうとします。

 

「だから送ります」

「でも、6ヶ月後に有料になる物はいりません」

「まれに送り返す方もいますが、試してみたら必要がわかりますよ」

「いや、いらないです」

「どうしてですか?! この緊急事態宣言下で始めから有料だと使いづらいでしょうから協力して無料でカメラを送るんですよ」

「でも、後で有料でしょう」

「今は無料なら使ってみないと、送りますから」

「送らないで下さい!! いりません!!」

「何でですか!!  みんな緊急事態宣言下で協力してるんですよ!! いいですね、送りますから!!」

「だからいりません!! こんな状況でお金無いのに、何で有料になるカメラを入れないといけないんですか?! 無料?いらないって言っているのに送りつけられた物を送り返す手間も迷惑なんですよ!! 絶対にいりません、送らないで下さい!!」

 

 

こうして、書き出してみればオレオレ詐欺と同じですが……

敵は、いきなり電話で「NTT」と言うワードでこちらのATフィールドを中和させ、高速で術式を展開させる女術士でした。

「緊急事態宣言下」で不安感をあおり焦らせますが、何故カメラ?

 そして最初はNTTの子会社が協力のはずが、いつの間にか店側が協力に、のすり替えマジック。

「 みんな協力してるんですよ、いいですね、送ります!!」

みんなという言葉の同調圧力。

みんなって誰???

 更に断ると、叱責さえしてきて学校の女教頭の様な高圧的な物言いで教え諭す様に「緊急事態宣言下であること」に「協力」して無料(いや、6ヶ月だけじゃん)で「送ります。いいですね!!」

もう最後は、スーパーサイヤ人モードじゃないと電話を切れませんでした。

最初は無料でも後で送り返せるから……の安心感でスキを作り、

ネットに弱いオーナーや、時間に追われているオーナーを狙っているのだと思います。

 

ここで、以前読んだニュースを思い出しました。

 

ペット用の中国製の安い監視カメラを購入したら、スマホのアプリから中国語で会話する声が聞こえてくる。監視カメラを見ているのが自分だけでは無く第三者からも盗撮されているとわかり、買ったペット用のカメラを捨ててWi-Fiのパスワードも変えたという顛末です。

NTTと「セコム」のようなホームセキュリティ会社が連動しているならいざ知らず、アプリから店内が確認出来ますよというのは、意味が無く同時に負債を背負い込むことになると思います。

Amazonで買えば3,000~5,000円の物を6ヶ月以降の月額で回収しようという、コロナ禍を狙った悪質なビジネスです。

ご注意下さい。

 

「送ります」に、絶対「はい」と言ってはいけません!!

・会話は録音されているはずです。

・契約はNTTの子会社が電話でオーナーの「はい」でとる。

・料金回収はNTTの引き落としとなる。

2段構えで作られた、本当によく練られた術式です(怒)