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にゃごりんのキャッシュレスの流れ その6
・にゃごりんのキャッシュレスの流れ その6
すべてはオリンピックのために(1)
2013年石原都知事から始まった2020年東京オリンピックは、この時のためにさまざまな技術が、この一点だけに向けられて進んできました。
飲食店も例外ではありません。
政府は日本を観光立国にするため、インバウンドに関する講習会、おもてなしに対するセミナーをここ2年くらいの間に数多く行ってきました。
政府の観光立国のロードマップ(計画を時系列でまとめた表)は、今年から始まっています。
・2019年 ラグビーワールドカップ
・2020年 東京オリンピック
・2025年 大阪万博
しかし、政府が予測できなかったことは、スマホの普及ではないでしょうか?
それは日本というよりも、世界中でと言う話です。
日本は民間レベルに置いても、もうテクノロジー立国ではありません。
初めての通信手段がスマホであった東南アジア、アフリカ、南米の国々の人達はFAXを知りません。
FAXがしていることに、旧式な通信方式以外の意味を感じないのです。
2018年の資料によると日本のスマホの普及率は64%で、フィリピン65%、ブラジル67%、南アフリカ60%、ロシア61%と、低い普及率の国のグループなのです。
韓国は92%、中国83%、シンガポール91%、サウジアラビア96%、イギリス77%、スペイン87%、アメリカが78%と、世界の技術は入れ替わりつつあると感じませんか?
スタートの通信手段が老人も子供もスマホということは、ひと時代前で言うならば小学生からパソコンを扱える世界の国民と言う感じでしょうか。
彼らの方が、日本人よりも使いこなしているのを認めざるを得ない現実があります。
スマホは通信手段だけではなく、カーナビのようにマップを表示し、雑誌のように本が読め、テレビのようにニュースや天気予報を知ることができます。
更に、百科事典のようにあらゆる質問に答えてくれて、次はお財布もスマホの一部になろうとしています。
言葉の壁もスマホによって破られつつありますよね。
これらすべてが、2020年東京オリンピックのために動き出していると言えます。
だから、社会の流れが速いように感じるのではなく、日本が世界の流れに急いで合わせようとしているから早く感じるのです!! (私達も負けちゃいられないですよね、世界に置いてかれないために頑張らないと)
今から55年前の1964年東京オリンピックでは外国語を話せる日本人も少なく、日本語を話せる外人もいない時代に日本人はピクトグラム(絵文字)を使ってコミュニケーションを図りました。
この時に作られたトイレの入口のサインですが、女性は赤のシルエット、男性は青か黒のシルエットが世界各国で使われるようになりました。
今度はスマホ、デジタルサイネージ(電子看板)等で言葉の壁を無くすオリンピックになっていくと思います。
そして、その一つの一環が、キャッシュレス化なのだと思います。
今度は貨幣の壁も壊そうというのです。
次回は身近なキャッシュレス(1)の話です。