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にゃごりんのキャッシュレスの流れ その3
・にゃごりんのキャッシュレスの流れ その3
松屋で起きていること
牛めしの松屋でちょっと未来的な体験ができます。
スマホのブラウザで「松屋セレクト」と入力して、松屋のメニューを選びます。
定食や牛めし、ついでにクーポンも選んで注文をQRコードにしてしまいます。
このQRコードを松屋の券売機に読み込ませると、券売機でメニューを選ぶ手間を飛ばして注文できてしまいます。
時短の極みです。
この機能がまだ、アプリではないのがオシイところ。
松屋では交通系電子マネーとLINE Pay、PayPay、楽天ペイ、Alipay、WeChat Payが使えます。
今回はLINE PayとPayPayを使ってみました。
LINE PayはLINEで200円引きクーポンが出ていたので、LINE PayのQRコード画面にクーポンをセットするボタンが有り、支払時にセットしてQRコードを読んでもらいます。
すると380円のカレーが→180円で購入できて、レシートは380円です。
PayPayは100億円キャンペーンをやっているので20%還元されました。
券売機で支払時に画面の「QRコード決済」を選択して、スキャナーにかざして支払いを済ませます。
どの支払い方法でと指示する必要もありません。
最初はスンナリ読み込みが初めてで上手く行かないので、少し焦りましたが券売機より食券が発行されました。
キャッシュレス化において、社会のウィークポイントが引き金になっている部分があります。
たとえば中国では偽札が多いから現金を信用しないとか、スウェーデンでは地形の関係で現金輸送が大変なために現金を止める形に変わったりしているそうです。
日本のウィークポイントはなんでしょう?
飲食店で言うなら、ウィークポイントは圧倒的に人材不足です。
松屋の券売機は現在知る形では究極の自動販売機です。
クーポンをいろいろ発行するのはいいけれど、スタッフがその使い方を覚えなくてはいけません。
スタッフの負担が大きいですよね、複雑になれば外国人も雇えないんじゃないかなと。
松屋のケースを他の大型チェーン店がまねていきそうな気がします。
日本は他の国に比べると野外にある自動販売機が多いと言われています。
純粋に飲み物だけをセットすれば楽になると思いますが、現状で現金の売上の回収に、「釣り銭」のセットをしなくてはなりません。
キリンやコカコーラでも電子マネーに対応する物が増えてきました。
人材の事を考えるとオールキャッシュレスの自動販売機の登場も遠くない未来かな、とか思います。
しかし、すべてをキャッシュレスにすれば良いと思っている訳ではありません。
日本は災害大国です。
地震や台風、津波には備えていないといけません。
札幌では2018年9月に地震に見舞われて、電気も一部ネットワークも繋がらない状態になりました。
一部のコンビニでは電気が付かない状態で、現金での販売を行っていました。
ツルハドラックストアでは停電の中、災害に対しての対応としてポータブルのバーコードリーダーが活躍して現金での販売を行っていました。
並ぶレジで万札しかないお客さんが両替を断られて、周りのお客さんが両替してくれるといった微笑ましい光景もありました。
災害に備える意味からも、停電でもネットワークが生きている、またはその逆の状態になる可能性を考えると現金もキャッシュレス化も共存で進めるのが正解だと思えます。
にゃごりんでは交通系電子マネーも実は使えるようになっていますが、煩雑になると思い公開していません(にゃごママの頭がパンクしてるからです)
ただ、今年のゴールデンウィークの期間限定で公開しようかと考えています(←にゃごパパが)
今、札幌での地下鉄・バス・電車の通勤にはSAPICA(サピカ)という電子マネーが使われています。
実は札幌の地下鉄・バス・電車はKitaca(Suicaの北海道JR版)でもSuicaでも乗れますし、昔はできなかったけど地下鉄の券売機でチャージもできます。
その逆にSAPICAは、あくまでも札幌の地下鉄・バス・電車だけの限定対応です。
SNSを見ているとSuicaを使って食事をする人もいるみたいで、SAPICAは通常の交通系電子マネーの決済の中にはないので札幌は少々事情が違うようです。
にゃごりんではゴールデンウィークの期間中、臨時で交通系電子マネーを公開しようと思っているのでご意見があれば下さい。
次回は旅とキャッシュレスについての話です。